ぼやき部屋

久保田のぼやき日記。
観たDVDのこととか。

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2020.05.02 Saturday

ぼやきレビュー@娼年

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    ぼやきレビューという名の裏レビューです。

    作品の内容を考えて一応商品画像でも入れてスペース稼ぎをしますか。



    何かと規制の多いこのご時世レビュー書くのも一苦労。

    ひと昔前、一発AVレビューでも書いてみるかと血迷った時期もありましたがアラフィフともなるとそんな気力体力は無いに等しく書かなくて良かったと思ってるしだいですが、この「娼年」に関しては松坂桃李さん主演の衝撃作ということなので、ここいらで一発奮起して鑑賞しました。

    桃李さんがんばってます。私は写真集などでヌードの後ろ姿を見てますので、あの姿で動く桃李さんをたっぷり見て「余は満腹じゃ」であります。

    分かりやすいAVっぽい演出もありますが、照明と撮影が全体を美しく捉えているので、殊更やらしさを感じませんでしたがそれは私の歳が行ってるからですか。若い人には興奮する内容だったんでしょうか。それならそれでこの作品は成功だったんではないかと。

    この作品の主人公を演じるのは、難しいですね。こんなエキセントリックな役どころ、顔だけじゃなく体全体での表現力が求められますし、「普通が売り」なのですから目立ち過ぎてもアウトな訳ですから。その辺りの絶妙な加減をよく演じられていたと思います。

    桃李さんとは別に、私的には真飛聖さんの影を帯びた芝居が心地よかったです。こういう作品で心地よかったというのも変な表現かもしれませんが、佇まいと声の抑揚がジャストフィットでした。西岡徳馬さんと江波杏子さんも流石の存在感。素晴らしきかな。

    さて、領と静香は、あれで結ばれたことになるんでしょうけど、いずれにせよ端から端まで本当に欲しいものが手に入らない切なさだけが描かれてます。小説でならこれでもいいんですが、あまりにも救いがないので途中見るのがちょっときつい部分もあったりします。それをなんとか掬い上げてるのが照明の美しさとカメラワークで、割とベタな欲望の行為を映像美へと引き上げています。それが映像化達成の鍵のように感じました。

    ジャケットの桃李さんの表情が作品世界を物語っています。実にいい表情です。桃李さん、いい役者になっていってますね。

    表向きレビューはこちら→「娼年」レビュー(CHAOS ∞のサイトのページが開きます)



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    後記。
    翌日になって気づいたこと。
    ついいつものくせで主人公に感情移入するようにして見てしまったけど、それはきっと間違いだったということに遅ればせながら気づきました。
    少なくともこの作品を鑑賞する上で、女性である自分が男子大学生の主人公に感情移入するなど奢りだったな、と。
    登場人物で年齢的に最も自分に近いのは、静香と、領の母親のであり、ではこの二人の気持ちになってみたら…と想像してみましたが、でもやっぱりさっぱり共感できません。
    何故なら、私はこういう人生を選ばないからです。
    しかし、世の中にはこういう人生を選ぶ人もいる、というのがこの作品の伝えるところなのでしょう。
    ではもっと視点を広げて女性という立場で登場人物を振り返ると、恵が一番辛かっただろうと思う。しかし彼女は若く、これからの人生の中で傷を癒す機会はいくらでも訪れるし作れる。好きな人に体当たりする度胸のある恵は今まで以上に成長していく筈。
    客として登場した女性たちは割り切っている分、総じて楽しそうに感じられた。静香と領の母親よりは彼女たちの方に共感できた気がする。
    「なるほど、そういうことか」と後になって納得した鑑賞後のこれらの思い。

    ざれごと。
    鑑賞後しばらくの間、20代男性を見かけるとつい(若いコって体力あるよねぇ)という目で見てしまっていました。
    変なおばさんでスミマセン。

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